4輪同時開花の帝玉と赤花出現!
27日にも1~4輪目で4輪同時開花した、プレイオスピロス属 帝玉(Pleiospilos nelii)中株ですが、本日2~5輪目で見事な4輪同時開花をしてくれました!画像はクリックすると大きくなります。

いつもの撮影場所で脚立を立てて撮ったのですが、それでもかなり厳しいのではっきり4輪が分かる様に真上からも撮ったのを載っけておきます!最初の4輪同時開花は1輪目が2、3輪目に覆われてほとんど見えていませんでしたが、今回は2~5輪目で割と花間が開いたのでけっこう綺麗に開いてくれました!本当は明日か明後日くらいが5輪目ももっと大きく開くのですが、いかんせん明日以降1週間ほとんど雨か曇りの予報なので、今日撮っておきました!6輪目もけっこう膨らんできているのですが、4輪目と5輪目の間にあるので、例え6輪目が開いたとしても、5輪同時開花として綺麗な開花にはならないと思われます。

こちらは2013年の春実生の帝玉です。1輪目から花色がかなり赤かったのですが、花弁の先端が内側にカールした様な開花だったので、撮影しませんでした。しかし2輪目は昨日から開花し、本日見事な赤花を見せてくれました!後ろのノーマル色の花色とはずいぶん違います。ただ紅帝玉とも色合いが異なり、どちらかと言うとマゼンタ色が混じった色合いです。他にも紅帝玉系の花色の苗も2ヶありますが、この株ほどではありませんので、一応分かる様に札だけは付けておいてます。まだこの花は花粉が熟していませんので交配は出来ませんが、次回開花すれば紅帝玉の2輪目もしくは3輪目の花粉で交配してみる予定です!紅帝玉ですが28日に2輪目の花粉で1輪目に受粉させたところ、昨日も本日も開きませんでしたので、成功したと思います。本日より3輪目も開き始めましたので、次回の開花ではたぶん2、3輪目で相互交配出来そうです。あとは上の赤花への交配等で今年の交配は終了です。でも昨日からコマルハナバチやクロマルハナバチがやって来てノーマル帝玉にずいぶん止まっているのを見かけましたので、けっこう受粉しているかもしれません。
以降の帝玉の管理、育て方ですが、今まで通り直射光下に置き、長い日照時間を与えます。結実させると猛烈にエネルギーが必要なので、水やりや肥料が少ないとあっという間に古葉が干からびてしまいますので要注意です。新芽が大きければ古葉が早く枯れても問題ありませんが、小さな個体はなるべく古葉が枯れない様にすることが重要です!ですから小さな株で結実させるときは3対苗が理想的なのです!また梅雨に入るとどうしても光量も日照時間も不足しますので、それまでにカリ肥料やMgを多めに与えたり、400倍のペンタガーデンを水やり代わりに与えるなどして日照不足に耐えられる株にしておくことも重要です。
とにかく直射光下で長い日照時間を与えることと、最大限風通しを良くすること、しっかり水やりすることが、帝玉の夏越しの最大のポイントです!!強い遮光下に置いたり、半日日陰の場所に置いたり、断水させたりする栽培では絶対に帝玉はまともに育ちません!!!
今日も朝から大変良く晴れて気温も25度まで上がっていました。ビニール温室内は午前10時には38度まで上がっていましたので、それ以降は窓を全開にして、通風しました!
今日のこよみ
日の出 05:46
日の入 18:17
月の出 14:36
月の入 03:14
正午月齢 10.7


いつもの撮影場所で脚立を立てて撮ったのですが、それでもかなり厳しいのではっきり4輪が分かる様に真上からも撮ったのを載っけておきます!最初の4輪同時開花は1輪目が2、3輪目に覆われてほとんど見えていませんでしたが、今回は2~5輪目で割と花間が開いたのでけっこう綺麗に開いてくれました!本当は明日か明後日くらいが5輪目ももっと大きく開くのですが、いかんせん明日以降1週間ほとんど雨か曇りの予報なので、今日撮っておきました!6輪目もけっこう膨らんできているのですが、4輪目と5輪目の間にあるので、例え6輪目が開いたとしても、5輪同時開花として綺麗な開花にはならないと思われます。

こちらは2013年の春実生の帝玉です。1輪目から花色がかなり赤かったのですが、花弁の先端が内側にカールした様な開花だったので、撮影しませんでした。しかし2輪目は昨日から開花し、本日見事な赤花を見せてくれました!後ろのノーマル色の花色とはずいぶん違います。ただ紅帝玉とも色合いが異なり、どちらかと言うとマゼンタ色が混じった色合いです。他にも紅帝玉系の花色の苗も2ヶありますが、この株ほどではありませんので、一応分かる様に札だけは付けておいてます。まだこの花は花粉が熟していませんので交配は出来ませんが、次回開花すれば紅帝玉の2輪目もしくは3輪目の花粉で交配してみる予定です!紅帝玉ですが28日に2輪目の花粉で1輪目に受粉させたところ、昨日も本日も開きませんでしたので、成功したと思います。本日より3輪目も開き始めましたので、次回の開花ではたぶん2、3輪目で相互交配出来そうです。あとは上の赤花への交配等で今年の交配は終了です。でも昨日からコマルハナバチやクロマルハナバチがやって来てノーマル帝玉にずいぶん止まっているのを見かけましたので、けっこう受粉しているかもしれません。
以降の帝玉の管理、育て方ですが、今まで通り直射光下に置き、長い日照時間を与えます。結実させると猛烈にエネルギーが必要なので、水やりや肥料が少ないとあっという間に古葉が干からびてしまいますので要注意です。新芽が大きければ古葉が早く枯れても問題ありませんが、小さな個体はなるべく古葉が枯れない様にすることが重要です!ですから小さな株で結実させるときは3対苗が理想的なのです!また梅雨に入るとどうしても光量も日照時間も不足しますので、それまでにカリ肥料やMgを多めに与えたり、400倍のペンタガーデンを水やり代わりに与えるなどして日照不足に耐えられる株にしておくことも重要です。
とにかく直射光下で長い日照時間を与えることと、最大限風通しを良くすること、しっかり水やりすることが、帝玉の夏越しの最大のポイントです!!強い遮光下に置いたり、半日日陰の場所に置いたり、断水させたりする栽培では絶対に帝玉はまともに育ちません!!!
今日も朝から大変良く晴れて気温も25度まで上がっていました。ビニール温室内は午前10時には38度まで上がっていましたので、それ以降は窓を全開にして、通風しました!
今日のこよみ
日の出 05:46
日の入 18:17
月の出 14:36
月の入 03:14
正午月齢 10.7
可愛く仕上がった葉挿し野ばらの精!
エケベリア属 野ばらの精(Echeveria cv.)の葉挿し苗です!たいへん可愛らしく仕上がりましたので、3号ポットに植え替えました!左隅の葉挿しは下葉が落ちて勝手に葉挿しになっていたものです。画像はクリックすると大きくなります。

野ばらの精は生長点付近から脇芽を出したり、花芽を上げるため直ぐに形が悪くなってきます。ですので脇芽をカットして挿し木にしたり、大きめの葉を外して葉挿しにしたりして、新たに苗を作り直す必要があります。頭をはねて挿し木にした部分はある程度綺麗な形を保てますが、直ぐに花芽が上がってきますので、それほど長い時間綺麗な形を保つことは出来ません。

またカットした株元側からは上の写真の様に脇芽が数多く出て来ますが、脇芽がぶつかり合ったり、葉の陰になり徒長したりして今一綺麗な状態の脇芽を作ることが難しいです。ですから我が家の野ばらの精に限ってかもしれませんが、葉挿しで株を作り直すのが一番綺麗な形で作ることが出来るようです。
葉挿しのポイントはやはり葉の大きさです。葉挿し苗を沢山作るためには、まず徒長してもかまいませんので、肥料を多めに与え大きな葉もつ株を作ります。大きな葉であれば発根も新芽も今の時期なら2週間もかかりませんので、秋までには良い感じの葉挿しが出来上がります。あと発根しても土の上に放置して新芽が出るのを待っている様な人もおられますが、発根したら直ぐ土に挿し、水やりして葉挿しの葉が枯れない様にするのも早く新芽を出させるコツです!
野ばらの精の管理、育て方ですが、直射光下に置きなるべく長い日照時間を与えます。そうしないと直ぐに節間が伸び徒長してしまいます。ただ水やりが少ないと下葉を落としやすくなるので、水やりのタイミングはやや難しい。同じぐらいの株を寄せ植えにすると水やりが多くても徒長はしにくくなります。耐寒性も耐暑性もあり我が家のようにマイナス5度程度までしか下がらないような地方では、年中屋外でも問題はないようです。ただし夜露が凍ってシミが出来たりし易いので綺麗な姿を保つにはやはり屋根があったほうがいいかと思います。暑さにも大変強く40度を超えてもちゃんと水やりさえしていれば全く問題ありませんでした。かなり小さな株でも溶けたりはしないのでたいへん育てやすい品種と言えます。
今日も良く晴れています。気温も既に20度を超えました!
今日のこよみ
日の出 05:46
日の入 18:17
月の出 14:36
月の入 03:14
正午月齢 10.7


野ばらの精は生長点付近から脇芽を出したり、花芽を上げるため直ぐに形が悪くなってきます。ですので脇芽をカットして挿し木にしたり、大きめの葉を外して葉挿しにしたりして、新たに苗を作り直す必要があります。頭をはねて挿し木にした部分はある程度綺麗な形を保てますが、直ぐに花芽が上がってきますので、それほど長い時間綺麗な形を保つことは出来ません。


またカットした株元側からは上の写真の様に脇芽が数多く出て来ますが、脇芽がぶつかり合ったり、葉の陰になり徒長したりして今一綺麗な状態の脇芽を作ることが難しいです。ですから我が家の野ばらの精に限ってかもしれませんが、葉挿しで株を作り直すのが一番綺麗な形で作ることが出来るようです。
葉挿しのポイントはやはり葉の大きさです。葉挿し苗を沢山作るためには、まず徒長してもかまいませんので、肥料を多めに与え大きな葉もつ株を作ります。大きな葉であれば発根も新芽も今の時期なら2週間もかかりませんので、秋までには良い感じの葉挿しが出来上がります。あと発根しても土の上に放置して新芽が出るのを待っている様な人もおられますが、発根したら直ぐ土に挿し、水やりして葉挿しの葉が枯れない様にするのも早く新芽を出させるコツです!
野ばらの精の管理、育て方ですが、直射光下に置きなるべく長い日照時間を与えます。そうしないと直ぐに節間が伸び徒長してしまいます。ただ水やりが少ないと下葉を落としやすくなるので、水やりのタイミングはやや難しい。同じぐらいの株を寄せ植えにすると水やりが多くても徒長はしにくくなります。耐寒性も耐暑性もあり我が家のようにマイナス5度程度までしか下がらないような地方では、年中屋外でも問題はないようです。ただし夜露が凍ってシミが出来たりし易いので綺麗な姿を保つにはやはり屋根があったほうがいいかと思います。暑さにも大変強く40度を超えてもちゃんと水やりさえしていれば全く問題ありませんでした。かなり小さな株でも溶けたりはしないのでたいへん育てやすい品種と言えます。
今日も良く晴れています。気温も既に20度を超えました!
今日のこよみ
日の出 05:46
日の入 18:17
月の出 14:36
月の入 03:14
正午月齢 10.7
花芽が上がってきたスルコレブチア属ラウシー子株
1ヶ月半ぶりの登場、スルコレブチア属 ラウシー(Sulcorebutia rauschii)子株くんです。画像はクリックすると大きくなります。


4株で5ヶの花芽が上がって来ていました!前回説明した様にラウシーはかなり浅植えをしているのですが、それでも土中から仔吹きや花芽が上がってくるのです。今回もほとんどが表土よりやや下の位置からですので、発見が遅れましたが、昨年もちょうど3月31日に花芽を確認していますので、平年並みと言えそうです。今までラウシーは株径20mmを越えないと着花しませんでしたが、今回下段右の株が18mmで着花しましたので、我が家の最小記録を更新しました。今回着花したのは植え替え時に外れてしまい株分けになってしまった子株達ですが、親株は回りの仔吹きが大きくなり、子株を押しのけ出て来るまでは花芽の確認が出来そうにありません。それに昨年かなり花を咲かせたので、今年は少なくなるかもしれません。
ラウシーの管理、育て方ですが、真夏以外は直射光下に置きなるべく長い日照時間を与えます。これまで4年近く育てた感じでは、真夏は30%程度の遮光が必要ですが、それ以外は無遮光下でOKです。ただしこの株はラウシーの最もノーマルなタイプですので陽射しにも強いみたいですが、紫ラウシーなどは本種より日焼けし易いそうなので、遮光はもう少し早い時期から必要かもしれません。我が家のラウシーと同じぐらいの色の苗を紫ラウシーとされているのをたまに見かけますが、紫ラウシーはもっと赤みの強い赤紫色ですので、色はかなり異なります!通風は最も重要で、壁際から離して置く、また回りに大きな鉢を置かないようにするとか、工夫も必要です。根が大根ですので、水やりは1年を通して辛めでも大丈夫ですが、私は1週間から10日に1回ぐらいのペースで与えています。培養土は排水性が良ければそれほど気にすることはありません。百均の用土やHCの用土でも植え付けていますが、たいへん良く育っています。自生地の気候からすると耐寒性は低いようにも思えますが、晩秋まで十分に陽射しを浴びて健康に育てられれば、マイナス5度程度はへっちゃらです。またある程度の寒さを与えなければ花芽を着けませんので、甘やかしすぎは要注意です。
今日は朝から良く晴れて、近くの桜もかなり開いて来ていました。陽当たりの良い場所では7分咲きぐらいでした。
今日のこよみ
日の出 05:48
日の入 18:16
月の出 13:43
月の入 02:37
正午月齢 09.7




4株で5ヶの花芽が上がって来ていました!前回説明した様にラウシーはかなり浅植えをしているのですが、それでも土中から仔吹きや花芽が上がってくるのです。今回もほとんどが表土よりやや下の位置からですので、発見が遅れましたが、昨年もちょうど3月31日に花芽を確認していますので、平年並みと言えそうです。今までラウシーは株径20mmを越えないと着花しませんでしたが、今回下段右の株が18mmで着花しましたので、我が家の最小記録を更新しました。今回着花したのは植え替え時に外れてしまい株分けになってしまった子株達ですが、親株は回りの仔吹きが大きくなり、子株を押しのけ出て来るまでは花芽の確認が出来そうにありません。それに昨年かなり花を咲かせたので、今年は少なくなるかもしれません。
ラウシーの管理、育て方ですが、真夏以外は直射光下に置きなるべく長い日照時間を与えます。これまで4年近く育てた感じでは、真夏は30%程度の遮光が必要ですが、それ以外は無遮光下でOKです。ただしこの株はラウシーの最もノーマルなタイプですので陽射しにも強いみたいですが、紫ラウシーなどは本種より日焼けし易いそうなので、遮光はもう少し早い時期から必要かもしれません。我が家のラウシーと同じぐらいの色の苗を紫ラウシーとされているのをたまに見かけますが、紫ラウシーはもっと赤みの強い赤紫色ですので、色はかなり異なります!通風は最も重要で、壁際から離して置く、また回りに大きな鉢を置かないようにするとか、工夫も必要です。根が大根ですので、水やりは1年を通して辛めでも大丈夫ですが、私は1週間から10日に1回ぐらいのペースで与えています。培養土は排水性が良ければそれほど気にすることはありません。百均の用土やHCの用土でも植え付けていますが、たいへん良く育っています。自生地の気候からすると耐寒性は低いようにも思えますが、晩秋まで十分に陽射しを浴びて健康に育てられれば、マイナス5度程度はへっちゃらです。またある程度の寒さを与えなければ花芽を着けませんので、甘やかしすぎは要注意です。
今日は朝から良く晴れて、近くの桜もかなり開いて来ていました。陽当たりの良い場所では7分咲きぐらいでした。
今日のこよみ
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月の出 13:43
月の入 02:37
正午月齢 09.7
リトープス脱皮状況
我が家のリトープス達の脱皮状況です!リトープスの脱皮時期は、同じ品種であっても苗の大きさや開花時期のズレ、結実しているかどうか等で変わります。小さな苗ほど脱皮は早いようです。開花時期が平年より遅くなった時などは脱皮時期も遅れる傾向があるようです。また開花した場合、結実した苗は結実していない苗よりかは脱皮が遅くなるようです。これは植物が子孫を残すことを最優先するため、脱皮より種子の熟成にエネルギーを使うためと考えられます。画像はクリックすると大きくなります。

左は曲玉系(マガタマケイ)Lithops pseudotruncatella subsp.groendrayensis C246 グローエンドライエンシスです。昨シーズンは花芽を着けなかったため、脱皮も1ヶ月以上早く始まりました。新芽もだいぶ大きくなり順調に古葉の栄養を取り込んでいるようです。右は花紋玉系(カモンギョクケイ)のトップレッドSS(Lithops karasmontana subsp.karasmontana var.karasmontana'Top Red'S.S )です。花芽が側面を破って出てしまったので、こんな形での脱皮になっています。新芽に少しでも陽が当たる様に、表土を少し除いて脱皮の進行を促しています。トップレッドは昨年並の進み具合です。

左は日輪玉系(ニチリンギョクケイ)の日輪玉(Lithops.aucampiae subsp.aucampiae var.aucampiae)です。左上の苗が最も遅く新芽が見えてきたのですが、古葉もかなりシワシワになり脱皮は予想通り最も早く終わりそうです。他の3株も新芽も大きくなって来ていますので、たいへん順調のようです。先日鉢底から水やりするときに、手が滑って浸けすぎてしまい表土まで水が上がってしまいました。右は柘榴玉系(ザクロギョクケイ)の黄鳴弦玉(キメイゲンギョク Lithops bromfieldii var.insularis 'Sulphurea' C362 )です。花がらが中央に移動して、外側の合着面が少し開き、新芽が見えてきました。奥側のもう1頭も同じぐらい新芽が見えてきています。黄鳴弦玉も昨年とほぼ同じぐらいの状況です。

左は富貴玉系(フッキギョクケイ)のダブネリー(Lithops hookeri var.dabneri C013)です。2頭とも黄鳴弦玉と同じ様に結実が内側に移動して外側の合着部が割れて新芽が見え始めました。今年も分頭して欲しいと思っていますが、まだこの隙間では確認出来ません。今年は2株とも結実しているので、脱皮は昨年より1ヶ月半ほど遅れています。右は福来玉系の茶福来玉(チャフクライギョク Lithops julii subsp fulleri var.brunnea C179)です。こちらも花がらが少し移動し、その反対側の合着部が開き新芽が見えてきました。分頭なら花がらは中央に止まったままで脱皮が始まるので、たぶん単頭のままで脱皮するみたいです。茶福来玉は昨年初めて開花したので、やはり脱皮開始は2週間ほど遅れています。

紫勲系(シクンケイ)の白花黄紫勲(シロバナキシクン Lithops lesliei subsp.lesliei var.lesliei 'Albinica' C036A)くんです。単頭苗の合着面が少し開き、新芽が見えてきました。こちらは昨年より2週間ほど早く脱皮が始まりました。ただ新芽は昨年の脱皮時より、低い位置に見えるので、これからすると昨年とほぼ同じ進行具合と言えそうです。右は2014年夏実生の白花黄紫勲です。12ポットで232本の苗全ての脱皮がほぼ終了しました。10本ほどはまだ水分を残した古葉が着いていますが、それ以外は完全に古葉が干からびて脱皮完了しています。もともと240本植え付けてありましたが、脱皮中に柔らかくなったりしたのは抜きました。もう6ポットで80本ほどがありますがこちらも脱皮は全て完了しています。でも予想以上に残ってしまいましたので、15~20mm程度になれば色合いや模様などで選別して、120本ぐらいに絞る予定です。ほとんどの苗が脱皮後8~10mm程度ありますので、たぶん夏前には最初の選別が出来そうです??
以降のリトープスの管理、育て方ですが、これまで通り直射光下に置き、なるべく長い日照時間を与えます。リトープスの自生地の年間日照時間は3000時間以上あり、世界でも最も晴天率の高い場所です。日本では長いところでも2200時間ほどで京都は1800時間ほどしかありません。ですから日照時間の短さはリトープスを栽培する上で致命的になりやすいと考えています。我が家のリトープスは夏場50度に達する庇の上でずっと直射光下で栽培していましたが、溶けたり日焼けして枯れたりする品種はありませんでした。ただ小さな苗や色合いを重視したい苗などは厳しい環境では生長しにくくなるようですので、水やりを多くするか、白のプラ鉢や2重鉢などで鉢内温度を下げるか、少し遮光をしたほうがいいでしょう。ですが遮光は30%程度に留めた方が良いと思います。またリトープスの側面は本来陽が当たってはいけない場所ですので、側面を土の上に出している場合はその部分が日焼けして株が傷みますし、下手をすれば枯れます。また脱皮後の枯れ葉は本来その側面を守る役割をしていますので、剥がさないようにしなければいけません。約1年培養液栽培しても強光線と長い日照時間があれば徒長しませんでしたので、水やりは1年を通じて週に一回ぐらいのペースです。ただし真夏は2、3日に一回ぐらいのペースで与えたときもありました。脱皮中も根の先が乾かないように、鉢の下1/3から半分を水に浸ける腰水で与えています。リトープスの自生地の緯度は南回帰線近辺にあり、夏は真上から日が照りつけます。また標高も高いところが多く日本の都市部の陽射しなど比べものにならないほど強いのです。また標高1000m近辺でも40度を超え、低いところでは50度を超えるようです。有名なコール博士の栽培場でも50度を超える時があるようです。ですから植え付け方や水やりをしっかり行えば、日本の夏に耐えられない様な品種はほとんど無いと思っています。
今日は朝から雨が降り続き、日照はゼロです。気温も昨日より9度も低くかなり肌寒く感じます。
今日のこよみ
日の出 05:49
日の入 18:15
月の出 12:49
月の入 01:57
正午月齢 08.7


左は曲玉系(マガタマケイ)Lithops pseudotruncatella subsp.groendrayensis C246 グローエンドライエンシスです。昨シーズンは花芽を着けなかったため、脱皮も1ヶ月以上早く始まりました。新芽もだいぶ大きくなり順調に古葉の栄養を取り込んでいるようです。右は花紋玉系(カモンギョクケイ)のトップレッドSS(Lithops karasmontana subsp.karasmontana var.karasmontana'Top Red'S.S )です。花芽が側面を破って出てしまったので、こんな形での脱皮になっています。新芽に少しでも陽が当たる様に、表土を少し除いて脱皮の進行を促しています。トップレッドは昨年並の進み具合です。


左は日輪玉系(ニチリンギョクケイ)の日輪玉(Lithops.aucampiae subsp.aucampiae var.aucampiae)です。左上の苗が最も遅く新芽が見えてきたのですが、古葉もかなりシワシワになり脱皮は予想通り最も早く終わりそうです。他の3株も新芽も大きくなって来ていますので、たいへん順調のようです。先日鉢底から水やりするときに、手が滑って浸けすぎてしまい表土まで水が上がってしまいました。右は柘榴玉系(ザクロギョクケイ)の黄鳴弦玉(キメイゲンギョク Lithops bromfieldii var.insularis 'Sulphurea' C362 )です。花がらが中央に移動して、外側の合着面が少し開き、新芽が見えてきました。奥側のもう1頭も同じぐらい新芽が見えてきています。黄鳴弦玉も昨年とほぼ同じぐらいの状況です。


左は富貴玉系(フッキギョクケイ)のダブネリー(Lithops hookeri var.dabneri C013)です。2頭とも黄鳴弦玉と同じ様に結実が内側に移動して外側の合着部が割れて新芽が見え始めました。今年も分頭して欲しいと思っていますが、まだこの隙間では確認出来ません。今年は2株とも結実しているので、脱皮は昨年より1ヶ月半ほど遅れています。右は福来玉系の茶福来玉(チャフクライギョク Lithops julii subsp fulleri var.brunnea C179)です。こちらも花がらが少し移動し、その反対側の合着部が開き新芽が見えてきました。分頭なら花がらは中央に止まったままで脱皮が始まるので、たぶん単頭のままで脱皮するみたいです。茶福来玉は昨年初めて開花したので、やはり脱皮開始は2週間ほど遅れています。


紫勲系(シクンケイ)の白花黄紫勲(シロバナキシクン Lithops lesliei subsp.lesliei var.lesliei 'Albinica' C036A)くんです。単頭苗の合着面が少し開き、新芽が見えてきました。こちらは昨年より2週間ほど早く脱皮が始まりました。ただ新芽は昨年の脱皮時より、低い位置に見えるので、これからすると昨年とほぼ同じ進行具合と言えそうです。右は2014年夏実生の白花黄紫勲です。12ポットで232本の苗全ての脱皮がほぼ終了しました。10本ほどはまだ水分を残した古葉が着いていますが、それ以外は完全に古葉が干からびて脱皮完了しています。もともと240本植え付けてありましたが、脱皮中に柔らかくなったりしたのは抜きました。もう6ポットで80本ほどがありますがこちらも脱皮は全て完了しています。でも予想以上に残ってしまいましたので、15~20mm程度になれば色合いや模様などで選別して、120本ぐらいに絞る予定です。ほとんどの苗が脱皮後8~10mm程度ありますので、たぶん夏前には最初の選別が出来そうです??
以降のリトープスの管理、育て方ですが、これまで通り直射光下に置き、なるべく長い日照時間を与えます。リトープスの自生地の年間日照時間は3000時間以上あり、世界でも最も晴天率の高い場所です。日本では長いところでも2200時間ほどで京都は1800時間ほどしかありません。ですから日照時間の短さはリトープスを栽培する上で致命的になりやすいと考えています。我が家のリトープスは夏場50度に達する庇の上でずっと直射光下で栽培していましたが、溶けたり日焼けして枯れたりする品種はありませんでした。ただ小さな苗や色合いを重視したい苗などは厳しい環境では生長しにくくなるようですので、水やりを多くするか、白のプラ鉢や2重鉢などで鉢内温度を下げるか、少し遮光をしたほうがいいでしょう。ですが遮光は30%程度に留めた方が良いと思います。またリトープスの側面は本来陽が当たってはいけない場所ですので、側面を土の上に出している場合はその部分が日焼けして株が傷みますし、下手をすれば枯れます。また脱皮後の枯れ葉は本来その側面を守る役割をしていますので、剥がさないようにしなければいけません。約1年培養液栽培しても強光線と長い日照時間があれば徒長しませんでしたので、水やりは1年を通じて週に一回ぐらいのペースです。ただし真夏は2、3日に一回ぐらいのペースで与えたときもありました。脱皮中も根の先が乾かないように、鉢の下1/3から半分を水に浸ける腰水で与えています。リトープスの自生地の緯度は南回帰線近辺にあり、夏は真上から日が照りつけます。また標高も高いところが多く日本の都市部の陽射しなど比べものにならないほど強いのです。また標高1000m近辺でも40度を超え、低いところでは50度を超えるようです。有名なコール博士の栽培場でも50度を超える時があるようです。ですから植え付け方や水やりをしっかり行えば、日本の夏に耐えられない様な品種はほとんど無いと思っています。
今日は朝から雨が降り続き、日照はゼロです。気温も昨日より9度も低くかなり肌寒く感じます。
今日のこよみ
日の出 05:49
日の入 18:15
月の出 12:49
月の入 01:57
正午月齢 08.7
開花が始まった内裏玉と花芽が上がってきた謎マミ
10日ぶりの登場、マミラリア属 内裏玉(だいりぎょく Mammillaria haageana)です。画像はクリックすると大きくなります。

左の写真は前回徒長気味で花芽の数も少ないと書いていました株ですが、いつの間にか花芽がぐるりと一周して、そして開花が始まっていました!前回は開花は4月の中頃と書いていますが、ここ数日の気温の上昇で、かなり早めに開花したようです。徒長して疣が飛び出し気味なので、花が側棘にあたり少し開きにくいようです。右は我が家に来て7年1ヶ月経った古株くんです。こちらも花芽がビッシリと2周し、開花目前まで花芽が膨らんできました!明日は天気が悪いので、開花は月曜日になりそうです。

左は謎マミです。生長点付近の棘の出方から、満月が有力になってきたマミですが、なんと花芽が上がってきていました。まだ株径は45mmほどしかありませんが、上手く開花までこぎ着けてほしいものです。開花すればだいぶ同定もし易くなると思われます。右は玉翁(たまおきな Mammillaria hahniana ssp.hahniana)です。2010年3月22日に我が家にやって来ましたので、丸5年経ちました。来たときは株径35mmほどでしたが、5号鉢でも見劣りしないサイズにまで生長してくれました。昨年12月3日から開花が始まりましたが、数輪だけで終わり、暖かくなって開花再開のようです。

こちらは紫丸(むらさきまる Mammillaria voburnensis ssp.voburnensis)くんです。暖かくなってきましたが、まだその名の通りの紫色です。2012年5月14日に我が家にやって来ましたが、あまり大きくもなっていませんし、花芽もまだ着けたこともありません。どれぐらいのサイズになれば着花してくれるのでしょうか?外径80mmのポットですので株径は35mmあるかないかですからまだ無理なのでしょうか??
今日も朝から良く晴れて気温も昨日より上がっている様です。ダブネリーと黄鳴弦玉の脱皮が始まりました!
今日のこよみ
日の出 05:51
日の入 18:15
月の出 11:56
月の入 01:13
正午月齢 07.7


左の写真は前回徒長気味で花芽の数も少ないと書いていました株ですが、いつの間にか花芽がぐるりと一周して、そして開花が始まっていました!前回は開花は4月の中頃と書いていますが、ここ数日の気温の上昇で、かなり早めに開花したようです。徒長して疣が飛び出し気味なので、花が側棘にあたり少し開きにくいようです。右は我が家に来て7年1ヶ月経った古株くんです。こちらも花芽がビッシリと2周し、開花目前まで花芽が膨らんできました!明日は天気が悪いので、開花は月曜日になりそうです。


左は謎マミです。生長点付近の棘の出方から、満月が有力になってきたマミですが、なんと花芽が上がってきていました。まだ株径は45mmほどしかありませんが、上手く開花までこぎ着けてほしいものです。開花すればだいぶ同定もし易くなると思われます。右は玉翁(たまおきな Mammillaria hahniana ssp.hahniana)です。2010年3月22日に我が家にやって来ましたので、丸5年経ちました。来たときは株径35mmほどでしたが、5号鉢でも見劣りしないサイズにまで生長してくれました。昨年12月3日から開花が始まりましたが、数輪だけで終わり、暖かくなって開花再開のようです。

こちらは紫丸(むらさきまる Mammillaria voburnensis ssp.voburnensis)くんです。暖かくなってきましたが、まだその名の通りの紫色です。2012年5月14日に我が家にやって来ましたが、あまり大きくもなっていませんし、花芽もまだ着けたこともありません。どれぐらいのサイズになれば着花してくれるのでしょうか?外径80mmのポットですので株径は35mmあるかないかですからまだ無理なのでしょうか??
今日も朝から良く晴れて気温も昨日より上がっている様です。ダブネリーと黄鳴弦玉の脱皮が始まりました!
今日のこよみ
日の出 05:51
日の入 18:15
月の出 11:56
月の入 01:13
正午月齢 07.7