リトープス脱皮状況
我が家のリトープス達の脱皮状況です!リトープスの脱皮時期は、同じ品種であっても苗の大きさや開花時期のズレ、結実しているかどうか等で変わります。小さな苗ほど脱皮は早いようです。開花時期が平年より遅くなった時などは脱皮時期も遅れる傾向があるようです。また開花した場合、結実した苗は結実していない苗よりかは脱皮が遅くなるようです。これは植物が子孫を残すことを最優先するため、脱皮より種子の熟成にエネルギーを使うためと考えられます。画像はクリックすると大きくなります。

左は曲玉系(マガタマケイ)Lithops pseudotruncatella subsp.groendrayensis C246 グローエンドライエンシスです。昨シーズンは花芽を着けなかったため、脱皮も1ヶ月以上早く始まりました。新芽もだいぶ大きくなり順調に古葉の栄養を取り込んでいるようです。右は花紋玉系(カモンギョクケイ)のトップレッドSS(Lithops karasmontana subsp.karasmontana var.karasmontana'Top Red'S.S )です。花芽が側面を破って出てしまったので、こんな形での脱皮になっています。新芽に少しでも陽が当たる様に、表土を少し除いて脱皮の進行を促しています。トップレッドは昨年並の進み具合です。

左は日輪玉系(ニチリンギョクケイ)の日輪玉(Lithops.aucampiae subsp.aucampiae var.aucampiae)です。左上の苗が最も遅く新芽が見えてきたのですが、古葉もかなりシワシワになり脱皮は予想通り最も早く終わりそうです。他の3株も新芽も大きくなって来ていますので、たいへん順調のようです。先日鉢底から水やりするときに、手が滑って浸けすぎてしまい表土まで水が上がってしまいました。右は柘榴玉系(ザクロギョクケイ)の黄鳴弦玉(キメイゲンギョク Lithops bromfieldii var.insularis 'Sulphurea' C362 )です。花がらが中央に移動して、外側の合着面が少し開き、新芽が見えてきました。奥側のもう1頭も同じぐらい新芽が見えてきています。黄鳴弦玉も昨年とほぼ同じぐらいの状況です。

左は富貴玉系(フッキギョクケイ)のダブネリー(Lithops hookeri var.dabneri C013)です。2頭とも黄鳴弦玉と同じ様に結実が内側に移動して外側の合着部が割れて新芽が見え始めました。今年も分頭して欲しいと思っていますが、まだこの隙間では確認出来ません。今年は2株とも結実しているので、脱皮は昨年より1ヶ月半ほど遅れています。右は福来玉系の茶福来玉(チャフクライギョク Lithops julii subsp fulleri var.brunnea C179)です。こちらも花がらが少し移動し、その反対側の合着部が開き新芽が見えてきました。分頭なら花がらは中央に止まったままで脱皮が始まるので、たぶん単頭のままで脱皮するみたいです。茶福来玉は昨年初めて開花したので、やはり脱皮開始は2週間ほど遅れています。

紫勲系(シクンケイ)の白花黄紫勲(シロバナキシクン Lithops lesliei subsp.lesliei var.lesliei 'Albinica' C036A)くんです。単頭苗の合着面が少し開き、新芽が見えてきました。こちらは昨年より2週間ほど早く脱皮が始まりました。ただ新芽は昨年の脱皮時より、低い位置に見えるので、これからすると昨年とほぼ同じ進行具合と言えそうです。右は2014年夏実生の白花黄紫勲です。12ポットで232本の苗全ての脱皮がほぼ終了しました。10本ほどはまだ水分を残した古葉が着いていますが、それ以外は完全に古葉が干からびて脱皮完了しています。もともと240本植え付けてありましたが、脱皮中に柔らかくなったりしたのは抜きました。もう6ポットで80本ほどがありますがこちらも脱皮は全て完了しています。でも予想以上に残ってしまいましたので、15~20mm程度になれば色合いや模様などで選別して、120本ぐらいに絞る予定です。ほとんどの苗が脱皮後8~10mm程度ありますので、たぶん夏前には最初の選別が出来そうです??
以降のリトープスの管理、育て方ですが、これまで通り直射光下に置き、なるべく長い日照時間を与えます。リトープスの自生地の年間日照時間は3000時間以上あり、世界でも最も晴天率の高い場所です。日本では長いところでも2200時間ほどで京都は1800時間ほどしかありません。ですから日照時間の短さはリトープスを栽培する上で致命的になりやすいと考えています。我が家のリトープスは夏場50度に達する庇の上でずっと直射光下で栽培していましたが、溶けたり日焼けして枯れたりする品種はありませんでした。ただ小さな苗や色合いを重視したい苗などは厳しい環境では生長しにくくなるようですので、水やりを多くするか、白のプラ鉢や2重鉢などで鉢内温度を下げるか、少し遮光をしたほうがいいでしょう。ですが遮光は30%程度に留めた方が良いと思います。またリトープスの側面は本来陽が当たってはいけない場所ですので、側面を土の上に出している場合はその部分が日焼けして株が傷みますし、下手をすれば枯れます。また脱皮後の枯れ葉は本来その側面を守る役割をしていますので、剥がさないようにしなければいけません。約1年培養液栽培しても強光線と長い日照時間があれば徒長しませんでしたので、水やりは1年を通じて週に一回ぐらいのペースです。ただし真夏は2、3日に一回ぐらいのペースで与えたときもありました。脱皮中も根の先が乾かないように、鉢の下1/3から半分を水に浸ける腰水で与えています。リトープスの自生地の緯度は南回帰線近辺にあり、夏は真上から日が照りつけます。また標高も高いところが多く日本の都市部の陽射しなど比べものにならないほど強いのです。また標高1000m近辺でも40度を超え、低いところでは50度を超えるようです。有名なコール博士の栽培場でも50度を超える時があるようです。ですから植え付け方や水やりをしっかり行えば、日本の夏に耐えられない様な品種はほとんど無いと思っています。
今日は朝から雨が降り続き、日照はゼロです。気温も昨日より9度も低くかなり肌寒く感じます。
今日のこよみ
日の出 05:49
日の入 18:15
月の出 12:49
月の入 01:57
正午月齢 08.7


左は曲玉系(マガタマケイ)Lithops pseudotruncatella subsp.groendrayensis C246 グローエンドライエンシスです。昨シーズンは花芽を着けなかったため、脱皮も1ヶ月以上早く始まりました。新芽もだいぶ大きくなり順調に古葉の栄養を取り込んでいるようです。右は花紋玉系(カモンギョクケイ)のトップレッドSS(Lithops karasmontana subsp.karasmontana var.karasmontana'Top Red'S.S )です。花芽が側面を破って出てしまったので、こんな形での脱皮になっています。新芽に少しでも陽が当たる様に、表土を少し除いて脱皮の進行を促しています。トップレッドは昨年並の進み具合です。


左は日輪玉系(ニチリンギョクケイ)の日輪玉(Lithops.aucampiae subsp.aucampiae var.aucampiae)です。左上の苗が最も遅く新芽が見えてきたのですが、古葉もかなりシワシワになり脱皮は予想通り最も早く終わりそうです。他の3株も新芽も大きくなって来ていますので、たいへん順調のようです。先日鉢底から水やりするときに、手が滑って浸けすぎてしまい表土まで水が上がってしまいました。右は柘榴玉系(ザクロギョクケイ)の黄鳴弦玉(キメイゲンギョク Lithops bromfieldii var.insularis 'Sulphurea' C362 )です。花がらが中央に移動して、外側の合着面が少し開き、新芽が見えてきました。奥側のもう1頭も同じぐらい新芽が見えてきています。黄鳴弦玉も昨年とほぼ同じぐらいの状況です。


左は富貴玉系(フッキギョクケイ)のダブネリー(Lithops hookeri var.dabneri C013)です。2頭とも黄鳴弦玉と同じ様に結実が内側に移動して外側の合着部が割れて新芽が見え始めました。今年も分頭して欲しいと思っていますが、まだこの隙間では確認出来ません。今年は2株とも結実しているので、脱皮は昨年より1ヶ月半ほど遅れています。右は福来玉系の茶福来玉(チャフクライギョク Lithops julii subsp fulleri var.brunnea C179)です。こちらも花がらが少し移動し、その反対側の合着部が開き新芽が見えてきました。分頭なら花がらは中央に止まったままで脱皮が始まるので、たぶん単頭のままで脱皮するみたいです。茶福来玉は昨年初めて開花したので、やはり脱皮開始は2週間ほど遅れています。


紫勲系(シクンケイ)の白花黄紫勲(シロバナキシクン Lithops lesliei subsp.lesliei var.lesliei 'Albinica' C036A)くんです。単頭苗の合着面が少し開き、新芽が見えてきました。こちらは昨年より2週間ほど早く脱皮が始まりました。ただ新芽は昨年の脱皮時より、低い位置に見えるので、これからすると昨年とほぼ同じ進行具合と言えそうです。右は2014年夏実生の白花黄紫勲です。12ポットで232本の苗全ての脱皮がほぼ終了しました。10本ほどはまだ水分を残した古葉が着いていますが、それ以外は完全に古葉が干からびて脱皮完了しています。もともと240本植え付けてありましたが、脱皮中に柔らかくなったりしたのは抜きました。もう6ポットで80本ほどがありますがこちらも脱皮は全て完了しています。でも予想以上に残ってしまいましたので、15~20mm程度になれば色合いや模様などで選別して、120本ぐらいに絞る予定です。ほとんどの苗が脱皮後8~10mm程度ありますので、たぶん夏前には最初の選別が出来そうです??
以降のリトープスの管理、育て方ですが、これまで通り直射光下に置き、なるべく長い日照時間を与えます。リトープスの自生地の年間日照時間は3000時間以上あり、世界でも最も晴天率の高い場所です。日本では長いところでも2200時間ほどで京都は1800時間ほどしかありません。ですから日照時間の短さはリトープスを栽培する上で致命的になりやすいと考えています。我が家のリトープスは夏場50度に達する庇の上でずっと直射光下で栽培していましたが、溶けたり日焼けして枯れたりする品種はありませんでした。ただ小さな苗や色合いを重視したい苗などは厳しい環境では生長しにくくなるようですので、水やりを多くするか、白のプラ鉢や2重鉢などで鉢内温度を下げるか、少し遮光をしたほうがいいでしょう。ですが遮光は30%程度に留めた方が良いと思います。またリトープスの側面は本来陽が当たってはいけない場所ですので、側面を土の上に出している場合はその部分が日焼けして株が傷みますし、下手をすれば枯れます。また脱皮後の枯れ葉は本来その側面を守る役割をしていますので、剥がさないようにしなければいけません。約1年培養液栽培しても強光線と長い日照時間があれば徒長しませんでしたので、水やりは1年を通じて週に一回ぐらいのペースです。ただし真夏は2、3日に一回ぐらいのペースで与えたときもありました。脱皮中も根の先が乾かないように、鉢の下1/3から半分を水に浸ける腰水で与えています。リトープスの自生地の緯度は南回帰線近辺にあり、夏は真上から日が照りつけます。また標高も高いところが多く日本の都市部の陽射しなど比べものにならないほど強いのです。また標高1000m近辺でも40度を超え、低いところでは50度を超えるようです。有名なコール博士の栽培場でも50度を超える時があるようです。ですから植え付け方や水やりをしっかり行えば、日本の夏に耐えられない様な品種はほとんど無いと思っています。
今日は朝から雨が降り続き、日照はゼロです。気温も昨日より9度も低くかなり肌寒く感じます。
今日のこよみ
日の出 05:49
日の入 18:15
月の出 12:49
月の入 01:57
正午月齢 08.7