発芽率100%だった士童と実生方法

6月25日に播種したフライレア属 士童 (シドウ Frailea castanea ssp.castanea)の実生第4弾ですが、34粒全て発芽し、こちらも発芽率100%となりました。右の画像は2枚とも6月25日のものです。画像はクリックすると大きくなります。

第4弾も発芽率100%の士童 士童第4弾播種

27日から発芽が始まり、昨日夕方の時点で32本で今朝見たら34本全てが発芽していました。早い苗でも発芽して4日ですが、もう種皮も取れ、径も2mmほどになっていますので、マミラリアなどに比べたらかなり早いようです。

第3弾も生長した実生士童 発芽率100%の実生士童

こちらは第3弾のものですが、右の写真に比べれば明らかに大きくなっていますし、種皮もほとんど取れました。棘も出始めてサボテンらしくなり始めています。
今回の士童の実生第4弾までをまとめますと5株5鞘で56/56、55/55、56/56、26/26、34/34で発芽率はすべて100%でした。また最初の2鞘は4月25日にらくさいマルシェでの購入した2株から採種した物です。残り3鞘はアレオーレさんからの頂物です。ですから出自は異なっています。また最初の2鞘は我が家に来て結実を始めやく1ヶ月半ほどで採種したものです。しかし後の3鞘は既に結実がかなり熟していた状態で我が家に来たものです。ですから若干鮮度も違っていると思います。表土も鹿沼土、パーライト、どちらも差がありませんでしたし、覆土したものもすべて発芽しましたので、取り蒔きすればほぼ100%の発芽率になると思われます。まあ実生が下手な私でも100%なのですからねぇ!また発芽直後からペンタガーデンの200倍をスポイトで与えましたが、今一効果が確認出来ませんでした。というのも与えなくてもかなり早く大きくなるからです。2号シャトル鉢の苗には与えていませんが、発芽8日で2mmを越え、棘が出てきていますので、差が余り出ませんでした。

私の今回の実生方法を書いておきます。
種子は必ず中性洗剤で洗い、十分にすすぎ乾燥させます。今回のように取り蒔きする場合は乾燥させずにそのまま蒔きます。
丁寧に揃えて種を蒔くときなどは、精密ピンセットで種をつまみ、置く場所のやや上でスポイトで水を垂らして種を落としています。
洗浄後や乾燥後は、とにかく手で種子を絶対触らないことが重要です!また蒔いた後ポットを覗く時などはマスクをするなどした方がいいと思います。
ポットは8cm角ポットがメインです。新品でも中性洗剤で洗い乾燥させたものを使用しています。ただし消毒等は行っていません。
播種床ですが、下から2/3の土はサボテン、多肉などの培養土で腐蝕質などもかなりはいっています。
その上にバーミキュライト微粒(1~3mm)を10~15mmいれます。
そこにハイポネックス微粉(粉末肥料)をすき込みます。
表土にはパーライト微粉もしくは鹿沼土微粒(1~2mm)を2mmていど敷いています。適当に蒔く時は表土は敷かず、バーミキュライトのままです。微粒は台所用のざるで篩って選別しています。赤玉はカビが発生し易い用土ですので、表土には使用しません。
水は酸性水です。酸性水は水道水2Lにお酢2ccを加えたもので、我が家の水道水の場合Ph5.5ぐらいになります。
ケースにポットを入れ、やはり酸性水で腰水にしています。4隅にスリットがあるのでスリットの高さまで水を入れています。水が直ぐに傷まない様にやや大粒のゼオライトを入れています。蓋をしない場合(帝玉など)は蚊対策で銅線を入れています。
腰水は1週間に1、2回交換しています。ケースはアオコなども付いたりしますので、使用する前にやはり中性洗剤でしっかり洗い良く乾燥させます。使用する少し前にアルコール除菌スプレーを散布しています。
発芽後種皮が生長点当たり付いていたときなどはなるべく早く取り除く様にしています。取るときは水道水で湿らせた綿棒で苗を押さえ、精密ピンセットで取り除いています。
薬剤散布は今回も一切行っていません。表土に赤玉を使用しない、また種子を洗剤でしっかり洗う、種子を絶対に手で触らなければ、まずカビは発生しません。また万が一発生しても消毒用エタノールで十分だと思います。
と、こんなところです。

これで合計227本の苗になりましたが、さてどれだけ生き残ってくれるのでしょうか?

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村主特豪刺優型海王丸の掻き子生長と結実した親株!

およそ4ヶ月半ぶりの登場、村主特豪刺優型海王丸(カイオウマル Gymnocalycium denudatum)の掻き子達です!画像はクリックすると大きくなります。

村主特豪刺優型海王丸の掻き子生長! 植え替えた海王丸

開花株に目が行ってあまり見ていませんでしたが、かなり生長していました!!右の写真は植え替えた時のもので今年(2015年)の2月21日のものです。カメラのレンズはどちらも同じ50mm/f1.4ですが、アングルが異なっていますがご勘弁を!鉢の向きは右の写真に合わせています。サムネイルでもはっきりとその違いが分かると思います。右の分頭苗はダニにやられて生長点付近はまったく緑がありませんでしたが、今は新しい棘と共に綺麗な肌が出ているのが分かります。中央の苗はとにかくボリュームが倍ぐらいになっていますし、来年は十分花芽が期待出来そうです!左の苗も一回りぐらい大きくなっているようです!右の後列の株は開花株になり、現在管理場所が異なっているので今回は村主特豪刺優型海王丸のみの比較です。

結実した実生村主特豪刺優型海王丸

こちらは上の掻き子の親株です。ダニにやられてこちらも酷かったですが、だいぶ新しい肌が出て来て、光合成出来る様になり大きくなって来ました。そして3株開花しましたがすべて自家受粉で結実したようです!昨年は閉花から2ヶ月ほどで結実が弾けましたので、7月末から8月初めには収穫出来そうです。海王丸の種子は大きく、発芽後もかなり大きいので、大変実生しやすい品種なので今年も蒔こうと思います。

海王丸の管理、育て方ですが、気温が30度を超え始めた頃から50%程度の遮光下に置き、長い日照時間を与えます。以前別宅から持って帰って来たばかりの頃はかなり遮光強めでも焼けましたが、最近は水やりを多めにしたことと、白のプラ鉢で鉢内温度の上昇を抑えたことにより、気温が30度を超えない限り無遮光でも日焼けしなくなりました。また掻き子はけっこう強光線にも強いみたいです。ただ水切れさせたりすると、肌が艶消しになったりしますので、軽い遮光下での管理が楽と思います。水は好むほうで、上から1/3程度乾けば与えています。この海王丸は同花(1輪しか開花していなくても)で自家受粉して結実しますので、必要の無い結実は株を疲労させるだけですので、できれば結実は3年に一回程度にしておくのがいいかと思います。ただし海王丸は棘や疣の改良で複雑な交配をされているので、当然自家受粉しないものもあると思いますし、もっと遮光率が低くても焼けないものもあるかもしれません。ダニがつきやすいので、定期的な薬剤の散布とシリンジは必要です。

実生士童第4弾ですが34本中32本が発芽しました!あと2本も時間の問題なのでやはり士童の発芽率は100%になりそうです!

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開花が始まったアロエ不夜城

6月26日から開花が始まった、アロエ属 不夜城(Aloe nobilis)大株くんです。10号鉢から全周ではみ出し、ロゼット径も35cmを越えています。画像はクリックすると大きくなります。

開花が始まったアロエ不夜城

現在置き場所が門の脇にあり株全体の写真を撮るのには、鉢を外に出さないと撮れないのでこんな写真ですが、ご勘弁を!昨年は6月25日から開花していますのでで1日遅れですが、平年は7月初め頃ですのでやや早い開花となりました。株元からは20株以上が仔吹き、その仔吹きも5号鉢サイズですので、バラして仕立て直したいところです。しかし猛烈な根鉢になって抜くのも大変なほどになっているのは確実ですので手を付けていないのです。不夜城は御近所にもらってもらったりして、現在はこれ以外に6号鉢と7号鉢がありますが、この2鉢も猛烈な仔吹きですので今年はなんとかしたほうがいいのですが、やはりなかなか手が付けられないのが現状です。また以前のように地植えにしてしまったほうが良いかもしれませんねぇ!

アロエ不夜城の管理、育て方ですが、日照が不足している時に水が多いと直ぐに徒長してしまいますので、鉢底まで完全に乾いてからさらに2、3日してから水やりします。ただし花芽を着けている時は、水が切れると花芽が首をかしげますので、水やりのサインとして水やりします。締まった株に育てるには、とにかく直射光で長い日照時間を確保し、水やりは鉢底近くまで乾いてから与えます。春に植え替えていない株は夏の終わり頃に植え替えます。根詰まりさせたままだと秋の乾燥期に葉先が枯れ込んだり、厳しい寒さで下葉が痛んだりし易くなりますので、鉢底から根が見えたら植え替えたほうがいいでしょう!

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紅帝玉の種子

本日プレイオスピロス属 紅帝玉(べにていぎょく Pleiospilos nelii ’Royal Flush’)の2鞘目と3鞘目を収穫しましたので、採種しました。右の写真は6月22日のものです。画像はクリックすると大きくなります。

紅帝玉2、3輪目の種子 紅帝玉1輪目の種子 

左が本日採種した2鞘目と3鞘目の種子です。どちらも結実は小さかったので、それほど数が無いと思いまとめました。まだ水に浸かっている状態ですので少し大きく見えています。数えたところ2鞘合計で521粒ありました。右は1鞘目の写真です。ただしこれは乾燥後ですでに試し蒔き用に色の薄い物や、小粒な物など36粒すでに抜いています。また選別検討用にも5粒抜いていますが、それでもこれで460粒あります。ですので元は、501粒あったことになります。結実の大きさも2鞘目と3鞘目の倍近い大きさでしたので、数の違いも肯けます。でもまともに1鞘数えたことはありませんでしたが、これほどとは思いませんでした。帝玉の種子もかなり見てきていますが、たぶん平均すると1鞘250~300ぐらいだと思いますので、気合いを入れて交配させるとここまで種が出来るようです!!これまで帝玉も浮く種子は少なかったですがそれでも全く無いことはありませんでした。ですから浮いて種子は破棄していましたが、今回の紅帝玉は1鞘目から3鞘目全てが色が多少薄い物でもまた小ぶりな物でもすべて水に沈んでしまいます。なのでこれらを選別する方法を考えようかなと思って1鞘目から5粒とりあえず分けてあります。選別で有名なのは米なので使われている塩水選別です。普通の海水では沈んでしまう物でも死海のように塩分濃度が高いと浮いてしまいます。ですので5粒を全てが沈む程度の濃度の塩水にいれ、徐々に塩を加えて濃度を上げていき、1粒が浮いた濃度で選別すればどうかなと考えています。もちろん5粒全てが同時に浮くかもしれませんし、その辺は分かりません。ただ1~2割程度落とせるのであれば、いいかなと思っています。問題は最初の塩分濃度の目安を付けるためには、種子の密度を計算しておく必要がありますので、体積と重さを測定しなければなりません。1粒を計ってもあまり意味が無いので、100粒ぐらいを計ればいいいかと思います。10ccほどのケースに水を満杯にし、そこに種子を入れていき、こぼれた水の重さを計って体積を出すぐらいが簡単かなと思っています。まあ私のことですから面倒になりやらないかもしれませんので、期待はしないで下さいねぇ!

なお6月22日に赤花系、24日に紅帝玉の試し蒔きしたものはいずれもまだ発芽していません。

お昼過ぎまでは小雨が降ったり止んだりの天気でしたが、午後3時頃からは少し陽射しが出て来て気温も上がりました。それでも25度あるかないかでした。

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紫李夫人

初登場、李夫人(リフジン)系の紫李夫人(ムラサキリフジン Lithops salicola "Bacchus")です。李夫人の変異色で紫色の個体を紫李夫人と呼んでいます。コール博士が取り上げていないので、コールナンバーそのものがありません。画像はクリックすると大きくなります。

紫李夫人 紫李夫人

本日の洛西マルシェで購入しました。苗の大きさは14mm*8mmと15mm*9mmぐらいとかなり小さなサイズです。でも色合いも良く2頭立てでしたのでついつい手が出て購入してしまいました。紫李夫人は島田氏の著書「生ける宝石リトープス」によると1990年に岡田拓美氏が輸入した種子の実生の中から6個の紫色変異体が発生し、その個体を1995年に佐藤勉氏が所有、繁殖した結果、20%の紫個体を得た。1998年にアメリカのSterven Hammer氏に数個体を送り、ハマー氏はそれにBacchusと名付け1999年に発表した、とあります。また "sato's Violet"と呼ばれている場合もあるが、まったく同じものだそうです。コール博士が取り上げていないので、南アフリカではこの紫の個体は確認されていないのかもしれません。ただ李夫人の変異種なので環境としては、李夫人の自生地を考えておけば良いかと思われます。李夫人の自生地は南アフリカ共和国、自由州、ファウルスミス地区ローズマリー農場内の塩田で、南緯29度、標高1300mぐらいのところです。年間降水量は550mmで主に夏に降りますが、真冬でも月に2~4日、1日4~5mm程度降水があるようです。平均最高気温は17~31度、平均最低気温は-2~15度程度のようです。ただし39度まで上がることや-10まで下がることもあるので、耐暑性も耐寒性もあるように思えます。
持ち帰ってからオルトラン粒剤を表土に鋤込み、酸性水で水やりしました。さて我が家でもうまく育ってくれるでしょうか?

朝からほとんど日照はありませんでした。気温は低かったのですが、湿度が高くすこし動くと汗びっしょりになるほどです。士童の第4弾の発芽が始まりました。

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comet

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京都在住です。
サボテン、リトープスなどのメセン、アロエや草花などいろんな植物を栽培中です!培養液栽培などもおこなっています!!

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