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切り戻した千代田の松その後!

およそ3週間ぶりの登場、パキフィツム属 千代田の松(チヨダノマツ Pachyphytum compactum)です。画像はクリックすると大きくなります。

切り戻した千代田の松 切り戻した千代田の松

株元まで大きく切り戻したので、いろんな所からもの凄い数の新芽が出てきていました!表と裏の2枚だけでは分かり難いですが、枝の下側などからも出ていて全てが生長したらまた凄い群生になりそうです。また切り戻したときに既に出ていた脇芽も、3週間前とは比べものにならないほど大きくなっています。やはり十分に陽が当たるようになったのと高い気温で、一気に生長したようです!

千代田の松の挿し木

こちらは外した株です。適当に下葉を落とし挿し木しました。枝が外側に倒れて、脇芽や生長点が上に向き出したので、それをそのまま植え込んでいるので、大変形が悪くなっています。でも発根し根づけば自然と脇芽が出てあっという間に群生すると思います。苞葉挿しの群生もかなり下葉が枯れてきたので、こちらは分解して1株ずつ植え付けた方が良さそうです。

千代田の松の管理、育て方ですが、30~50%程度の遮光下に置き、なるべく長い日照時間を与えます。日照時間が長く取れない場合は、遮光をかなり緩くするか直射光で管理しないと直ぐに徒長してしまいます。水切れさえささなければ、京都の真夏の直射光でも日焼けしませんが、水切れさせたとたん、黄変しますので要注意です。水や肥料が少ないと葉の厚み等が出にくいので、遮光を強めにして、水やりを辛めにするのは良い方法と思いません。千代田の松は気根が出やすいので、挿し木や葉挿しでも直ぐに発根しますので、あまり季節に関係なく行えます。

今日も36度を超え猛暑日となりました。午後3時頃から夕立が降りました。短時間ですが10mmほど降ったようです。

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斑入りが出て来た2016年春実生の紅帝玉

およそ3ヶ月ぶりの登場、プレイオスピロス属 紅帝玉(べにていぎょく Pleiospilos nelii ’Royal Flush’)の2016年春の実生苗です。画像はクリックすると大きくなります。

2016年春実生の紅帝玉 2016年春実生の紅帝玉

まだ双葉が大きくならない5月の中頃に本葉が出始めてしまい、しかもその後気温が高い日が続いたので、あっという間に双葉が枯れて本葉だけになってしまいました。しかも発芽当初はけっこう赤みが強かったのですが、やはり高い気温になると緑が強くなりますので、その辺は完全に親株の血を引いているようです。さてそんな紅帝玉の実生苗ですが、右の写真のように斑入り種がけっこうあるみたいです。しかも全斑に近いものも多く、先日紹介した帝玉錦と同様生長はめちゃくちゃ遅くなりそうです。葉緑素の多い苗はやはり生長が早く本葉も1cm近くになっているので植え替えても問題はありませんが、斑入りのものや赤みがまだ結構残っている苗はかなり小さいので、植え替えられません。4月に実生しても3月に実生しても結局本葉は5月頃に出るようですので、4月実生は時期的には良くないようです。春実生するなら、少なくとも3月初め頃に発芽させるようにしないといけないようです!

全開!グローエンドライエンシス

こちらは昨日から開花が始まった、曲玉系(マガタマケイ)Lithops pseudotruncatella subsp.groendrayensis C246 グローエンドライエンシスです。昨日は撮影時間が遅かったので発色が悪かったので、本日撮り直しました。花径も昨日より大きく41mmでした。

今日は気象庁発表でも35.5度と猛暑日となりました。夜になっても気温が下がらず、21時でベランダは31度ありました。今日もまた熱帯夜は確実です!朝までNYを見ていたので睡眠ほとんど取れすかなり眠い。ドル円下がったのでとりあえず半分買い戻しました。週開ければまだ下がる可能性もあるのでねぇ!!

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グローエンドライエンシスが開花!

一昨日の予想通り、本日から曲玉系(マガタマケイ)Lithops pseudotruncatella subsp.groendrayensis C246 グローエンドライエンシスの開花が始まりました!昨年は8月26日ですからおよそ1ヶ月も早い開花となりました!!画像はクリックすると大きくなります。

開花が始まったグローエンドライエンシス 開花が始まったグローエンドライエンシス

朝早い時間は大変良く晴れていたのですが、お昼頃からはけっこう雲が多く条件が悪くなってきていたのですが、午後3時以降が割と良く晴れたので開花が始まったようです!夕方ごちゃごちゃしていたので良い時間に撮影できず、この写真は午後6時40分ごろのものです。ただこの時間でも気温が33度台だったこともあり、割と良く開いていました。花径は株径を越えて38mmほどありました。まあ初日ですのでこれだけ開けば文句ないところです。花径は3、4回目にmaxになります。昨年は45mmほどでしたので、この子も小さいながらも45mmぐらいはいってくれそうです!!20時に見ましたが、まだ少し閉じ始めたぐらいでけっこうよく開いていました。気温が30度以上あれば、かなり暗くなっても開花し続けるようです。

リトープスの管理、育て方ですが、これまで通り直射光下に置き、なるべく長い日照時間を与えます。リトープスの自生地の年間日照時間は3000時間以上あり、世界でも最も晴天率の高い場所です。日本では長いところでも2200時間ほどで京都は1800時間ほどしかありません。ですから日照時間の短さはリトープスを栽培する上で致命的になりやすいと考えています。我が家のリトープスは夏場50度に達する庇の上でずっと直射光下で栽培していましたが、溶けたり日焼けして枯れたりする品種はありませんでした。ただ小さな苗や色合いを重視したい苗などは厳しい環境では生長しにくくなるようですので、水やりを多くするか、白のプラ鉢や2重鉢などで鉢内温度を下げるか、少し遮光をしたほうがいいでしょう。ですが遮光は30%程度に留めた方が良いと思います。またリトープスの側面は本来陽が当たってはいけない場所ですので、側面を土の上に出している場合はその部分が日焼けして株が傷みますし、下手をすれば枯れます。また脱皮後の枯れ葉は本来その側面を守る役割をしていますので、剥がさないようにしなければいけません。約1年培養液栽培しても強光線と長い日照時間があれば徒長しませんでしたので、水やりは1年を通じて週に一回ぐらいのペースです。ただし真夏は2、3日に一回ぐらいのペースで与えたときもありました。脱皮期間中完全に断水される方もおられるようですが、水やりした方が脱皮は早く終了しますので、脱皮中も根の先が乾かないように、鉢の下1/3から半分を水に浸ける腰水で週に1回程度のペースで与えています。リトープスの自生地の緯度は京都より5度から14度程度低く、夏は真上から日が照りつけます。また標高も高いところが多く日本の都市部の陽射しなど比べものにならないほど強いのです。また標高1000m近辺でも40度を超え、低いところでは50度を超えるようです。有名なコール博士の栽培場でも50度を超える時があるようです。ですから植え付け方や水やりをしっかり行えば、日本の夏に耐えられない様な品種はほとんど無いと思っています。

今日は気温も上がりベランダは35度を超えていました。今日は先日堀上げたパルマーピンクを2鉢に植え付けました。帝玉に新芽が出始めました!

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実生帝玉錦と紫帝玉

およそ3ヶ月ぶりの登場、プレイオスピロス属 帝玉錦(ていぎょくにしき Pleiospilos nelii .cv)です。画像はクリックすると大きくなります。

実生帝玉錦

新芽の片葉が全斑になったと思っていました。しかし夏になり合着部が少し開いたところ、内面に少しだけ葉緑素がありました。ですがそれぐらいでは少ないので、全体の生育も遅く、また片葉だけやはり小さめです。帝玉錦は2014年の夏実生ですので、もう丸2年経ちましたが、それでも大きさは長辺(写真だと左右で~)で18mmほどです。さてこの子は大きくなってくれるのでしょうか?!

実生紫帝玉

こちらは2015年夏実生の紫帝玉です。5本あった苗もこの1本だけになりました。この1本は黒のプラ鉢でしたが、表土が元々軽石で白っぽかったのであまり温度が上がらず助かったようです。しかし他の4本は黒のスリット鉢でしかも表土はハイドロボールだったため、用土の乾きが早く、高温になり枯れてしまったと思っています。水が凍ると体積は10%程度増えます。ですから冬場、細胞内の体液が凍ると、体積の増加に耐えられず、細胞が破裂して、水に戻ったあと流出します。それがまるで株が溶けたように見えるので、サボタニ業界では溶けると言っているのです。しかし水の体積が増えるのは凍ったときだけではありません。温度が上がってもやはり体積は増えます。実際20度から50度ぐらいにまで上がると体積は3%程度膨らみます。通常であればこの程度の体積変化に細胞が破裂してしまうことは無いと思いますが、徒長した軟弱な細胞は耐えられないのかもしれません。紫はノーマルに比べると僅かな日照不足で徒長し易いので、徒長させないことが重要なようです。

ほとんど日照は無く、明け方と夕方にはけっこう雨が降りました。グローエンドライエンシスは黄色い花弁が見え始めましたが、そこで本日は終了しました。

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開花目前のグローエンドライエンシス

日ぶりの登場、曲玉系(マガタマケイ)Lithops pseudotruncatella subsp.groendrayensis C246 グローエンドライエンシスです。画像はクリックすると大きくなります。

開花目前のグローエンドライエンシス子株 花芽が上がって来たグローエンドライエンシス大株

子株の花芽が大きく膨らみ開花目前です。今日開花を期待していましたが、開花は明日以降に持ち越しです!でも明日明後日には開花すると思います!!そしてよく見たら大きい方の株にも花芽が上がって来ていました!小さい方の株は花芽が見えてから、10日ほどでこの大きさまで花芽が膨らみましたが、大きい株はパワーがあると思うので、1週間もかからず開花まで行ってくれるのではと期待しています。そうすればなんとか同時開花も可能性が出て来ます。

グローエンドライエンシスの自生地はナミビアの首都Windhoek(ウィントフック)からおよそ80Km南のrehoboth(リホボス、レホーボス)の南側と南南東で、主産地はグローエンドラーイ農場。標高は1400m前後ですが、夏場の最高気温は36度を越え、また冬場の最低気温はマイナス4度まで下がるようです。100m高くなるごとにおよそ0.65度程度気温が下がりますので、もし0mの低地なら、45度を超える強い陽射しだと言うことです。緯度は南緯23度前後ですので、京都に比べると、12度も太陽高度が高く、夏場は真上から太陽光が降り注ぎますので、この事からも陽射しは京都とは比べものにならないほど強いと言えます。しかも標高も高いですから、さらに陽射しは強くなります。ですから遮光はまったく必要ありません。年間降水量は250~360mmほどで、冬の5月から9月の各月の降水量は5mm以下のようです。

気温は上がりましたが、陽射しはそれほどありませんでした。これで4日間、日照時間が4時間を切っていますので、リトープスや帝玉には厳しいですねぇ!

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Author:comet
京都在住です。
サボテン、リトープスなどのメセン、草花から樹木までいろんな植物を栽培中です!培養液栽培などもおこなっています!!

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